人間にとって最後の未開の地ともいえる南極で驚愕の現象が起こっていた事実が判明した。
なんと観測史上最低気温を記録していたというのだ。
その気温はなんとマイナス93.2度であった。
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今回NASAによって観測されていた最低気温はマイナス93.2度でこれまでの記録を4度も下回る気温であった。なぜ観測されていたという表現を使用したのかというと、この気温が観測されていたのは今から3年前の2010年8月10日だからである。
最低気温が観測された場所は、なんと日本が1995年に開設したドームふじという南極の環境や気候の歴史を調査する基地の周辺。
この地域は南極点からは離れているものの、基地そのものが高地(標高3800m)に存在することから平均気温はマイナス50度を下回る年があるなど、南極の中で最も気温が低い地域の1つである。
今回公表された観測結果には若干正確性に欠ける部分があるという指摘もある。
ボストークにて最低気温89.2度が観測された際の気温計測方法は地上での直接的な観測であったのに対し、今回の観測方法は人工衛星のデータを解析した間接的な記録だからである。
ちなみにマイナス90度とは息をすることもできない気温で、一般的にマイナス30~40度になれば呼吸そのもので肺が凍ってしまい命を落とす危険があり、防寒していた場合にも凍傷となる危険がある。
さらに気温が低すぎて病源菌が繁殖出来ないために病気になりにくい。
日本の冬を過酷だと考える人は多いが、今回観測された気温に比べればまだまだ真夏のような気温なのだ。