月が無ければ人類は滅びていた？

ただ空に浮いているだけでなく、地球に多大な影響を及ぼしている月の存在。

もしも月が存在していなかったとしたら我々の生活している地球はどのようになってしまうのだろうか。

一説によると、月が無ければ今の人類は生存できないとされている程、月と地球環境は密接な関係であるという。

月は地震を誘発しているという説があるように、月は我々が思う以上に大きな影響を及ぼしている。仮に月が存在しないと仮定した場合、月が存在する今の地球とはそのような違いがあるのだろうか。

まず1つ目に地球の自転速度が今と違う可能性が挙げられる。それは地球の自転速度の違いである。月は地球の誕生と同時に地球周辺を漂う破片が1つになって誕生し、自転速度が1日6時間と今よりももっと早かった当時の地球に対し、月の重力がブレーキの役割を果たして現在のように自転速度が1日24時間となった。

結論から述べると、月が無くなれば現在の地球環境はズタズタになる。1日が短ければ昼夜の変化が激しくなる。日照時間の減少により大気は暖まりにくくなり、熱による大気の上下移動が減少すると赤道付近では風速300kmという勢力の強い台風が頻繁に発生するようになり、各地で高波が起こり地形を侵食することで現在の沿岸部は形も残らなくなってしまう。自転が早ければ地球内部のマントルの動きも活発になるので火山活動等の地殻変動が頻発するようになって地球の環境は生物にとって不安定なものとなる。

月の存在が偶然にも地球を生物にとっての楽園に変えた。仮に月が無ければ人類が生存することは極めて困難となる。