Victorian funnelweb side 900x622 シドニージョウゴグモ、オーストラリア旅行で要注意!
日本住んでいる我々にとって毒グモはアマゾンやアフリカなどの辺境の地に生きる生物に感じるかもしれない。

しかし、日本人が訪れる機会の多いオーストラリア最大の都市であるシドニーとその周辺には実に危険な毒グモが生息している。

そのクモはシドニージョウゴグモ危険極まりない生物である。

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シドニージョウゴグモはその名が示すようにシドニーとその周辺の地域紙生息するクモで、世界中の毒グモの中でも最も危険な毒を持つ種類の1種であることが判明している厄介な生物である。

自身の体長は3cm程度であるが足を広げれば最大で10cmにもなるという大きな見た目になる。
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最大の特徴でもある強力な毒、一般的な毒グモはメスの方がメスよりも強い毒を持ていることが多いのだが(子孫を残す体を守るため)、シドニージョウゴグモはオスの方がより強い毒を持っている。
Atrax robustus F3841 シドニージョウゴグモ、オーストラリア旅行で要注意!
このクモが持つ強力な毒は自身よりも小さな生物にはほとんど効果が無く、より大きな天敵となる可能性のある生物に対してその力を発揮する。
捕食するためでなく防衛のための毒なのだ。

仮に人間が咬まれてこの毒を受けてしまった場合、激しい吐き気に見舞われて胃液までも吐き出し、体全体の体液(涙・涎・汗)が流れ出し痙攣状態に陥り、子供なら咬まれてから1.5時間、大人ならば30時間でタイムリミットとなる

さらに厄介なことに、このクモは民家に侵入することも多く、鞄や靴の中、さらにはポケットの中に入り込んでいたために噛まれてしまったという事例も存在するほどにシドニーでは身近な危険生物となっている。
Spider 13 big シドニージョウゴグモ、オーストラリア旅行で要注意!
現在では血清が存在するために命を落とすような事態は稀になったが、ホームステイやワーキングホリデーでシドニーを訪れた際にはこの危険生物の存在を頭の片隅に入れておこう。