我々が普段口にすることのない物であるが一応食することが不可能ではない物をゲテモノという。
日本ではユニークな飲食店やある種の悪乗りのような機会にしか目にすることは無く、実際にゲテモノと遭遇する人やそれを食する状況になる人は少ないかもしれない。
しかし、人生何があるか本当にわからないもので、もしかしたら明日にでもゲテモノを食べる機会に遭遇する人もいるかもしれない。そんな時は少し冷静になろう。
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例えばホタルイカの踊り食いだ。ホタルイカの原産地では生で食べることはなかったのだが、最近になって何故か踊り食いと称して生で食べる人が増えた。結果的にホタルイカに寄生していた旋尾線虫という寄生虫が多くの人間に寄生してしまい、旋尾線虫症という感染症を発症して腹痛や吐き気に見舞われる事態となった。
日本にあるゲテモノを出す飲食店の多くでは衛生面や食材の安全度が高いのであまり心配することはないが、海外では日本人にとってゲテモノとなる料理が出ることが珍しくない。衛生面では世界中の多くの国が日本と比べ物にならない程に劣悪な場合が多く、海外での珍しい経験として思わず挑戦してしまいたくなる気持ちが生まれるかもしれないが、火を通していなかったりする食材には寄生虫が潜んでいる場合が多いのというのが現状だ。
実際に海外に行った場合やグループ内でのノリでゲテモノを食べる場合、その場の空気に惑わされずに火を通すようにしたい。そうすることで多くの寄生虫や寄生虫の卵が死滅するので、感染する確率は劇的に減ることになる。
本当の安全策は衛生的でない場所でゲテモノ料理を口にしないことだろう。