日本人の喫煙率が初めて20%を下回ったことが明らかとなった。
ここ最近話題となっている若者のタバコ離れや健康志向、さらにタバコを吸っていた世代の高齢化による卒煙等がその要因と見られ、JTは今後も厳しい経営を強いられることになりそうだ。
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1955年には男性の喫煙率が55%(当時は女性の社会進出が今ほど進んでいなかった影響や男女の立場の違いから女性の喫煙率は少なかった)と今の日本では考えられないくらいに喫煙者が多く、まさに大人=タバコという時代があった。
現在ではインターネットや情報の普及によってタバコの有害性が多くの人に知られるようになり、娯楽の多様化によってタバコに対して金銭を使わなくなる人が増えた。そこに追い打ちをかけるように増税が進んだことによって、タバコそのものの価格が上昇。さらにコストのかさむ嗜好品という位置付けになったことによって、タバコ=大人という印象がタバコ=金の掛かる毒物というような認識に変化したのだろう。
2014年7月時点で男性は30.3%(全体の平均は20%を下回った)の喫煙率だが今後も減少の一途を辿ると見られ、JTは収益減に頭を悩ませることになりそうだ。
また貴重な税収の源が危機的状況に陥るため、JTや日本政府は途上国に新たな市場開拓を目指すことになるだろう。また減った税収を我々が負担しなけばならなくなる可能性も高い。
喫煙しても増税、卒煙者が増えると増税、日本はどうなっているのだろうか。