本格的な冬が始まるこの時期、これからの本格的な冬の到来に備えている人が多いが今年の冬はこれまでの冬と比べてとても厳しい冬になるのではないかとされている。
どうやら原因は3波型寒波と呼ばれるものらしく、日本だけでなく世界中にも被害をもたらす可能性が指摘されている。
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そんな本格的な冬が到来しようとしているが、2013年~2014年にかけての冬はこれまでの冬とはわけが違うものとなりそうだ。
その原因は3波型寒波と呼ばれる冷たい空気の固まりの存在で、この寒波が観測された年はとても厳しい冬になる。
3波型寒波とは文字通り3つの寒波が存在するということであるが、そのメカニズムは北極周辺と赤道周辺を中心として世界中を周ってっている偏西風である。
偏西風は極地と赤道をバランス良く蛇行しながら各地寒気と暖気を運んでいる。このバランスはしっかりとした偏西風の流れによって保たれているが、稀に偏西風の蛇行幅が大きくなる場合がある。
そのようになれば、より極地の近くや赤道の近くを通る偏西風が発生して一層低温または高温の空気を各地に運ぶことになる。
蛇行によってより極地周辺を通った冷たい空気が日本周辺、ヨーロッパ、アメリカに到来する場合(極地を通った空気がその3ヶ所に重なる場合)、巨大な寒波が3つ現れることになる。
これが3波型寒波である。
日本も歴史上幾度かこの3波型寒波の被害を受けている。1968年に日本を襲った昭和38年1月豪雪、通称三八豪雪(さんぱちごうせつ)である。
この時は日本各地で記録的な寒さが観測され、なんと九州でも積雪が記録された。東北地方では1日に45cmの積雪が観測され、場所によっては1m近い積雪が観測されるなど各地に大きな被害を出した。
今年の冬にも同じく3波型寒波が到来すると見られているが、強い寒波が到来した時の特徴として関東地方は乾燥した晴れの日が多く、その他の地域では厳しい寒さと豪雪になると予測されている。
関東地方でも晴れているからといって油断できるわけではなく、急に雪が降る可能性もある。
今年は事前に気象情報を細かくチェックするようにすると良いだろう。