日本で最大のカエルといえばウシガエルの名前が真っ先に挙がる。
実際に日本に生息している牛の中では最大のサイズを誇り、その食性も重なって生態系の頂点に居座っている。
そして世界にはそんなウシガエルなど比較にならない巨大なカエルが存在する。
スポンサードリンク
ゴライアスガエルが生息するのはカメルーンやギニアの一部地域という狭い範囲で、粒状の粒子に覆われた緑色の背中に黄色い腹部を持っている。
体長は17~32cm程で、四肢を広げると80cmを超え、場合もある。
主に熱帯雨林の渓流に生息し、あらゆる動植物(昆虫・甲殻類・魚類・同類)を捕食するというとんでもない食性を持っている。
卵やオタマジャクシの時点で他のカエルと同等かそれ以上の大きさなのだが、何故これほどまでに限定された地域にしか生息していないゴライアスガエルが巨大な体を持つのかは判明していない(溶け込む酸素の量が多い渓流という場所に生息しているということが原因ではないかという説もある)。
現在ゴライアスガエルは環境破壊の影響や食用又は呪術用としての乱獲の被害に遭い、その個体数を急激に減らしており、絶滅の可能性が指摘されているのだが、なんとペットとしても輸出しているため、日本で飼育することも可能なのだ。仮に逃げ出した場合、ウシガエルの様に繁殖してしまう可能性は少なくないだろう。