人が亡くなった場合に、家族に対して
「骨は海に撒いてもらいたい」
などといったリクエストをする人や、実際に可能ならばどこかに撒いてほしいと考える人は少なくない。
そんなニーズに応えるため、新たに「宇宙葬」をしようという計画が持ち上がっている。
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これはアメリカでNASAの元技術者たちが新たに始めたビジネスで、お値段は1990ドル(日本円で19万円)で20万円を下回る格安価格で故人の遺灰をカプセルに納めて宇宙へと発射する。その際、手続きの一環として、郵送されたカプセルに遺灰を詰める返送する必要がある。
発射されたカプセルは数か月間の間90分で地球を1周するスピードで地球の軌道上を周り続ける。同時に携帯アプリなどとも連携し、リアルタイムでカプセルが存在する場所を知ることができるサービスも計画中。
その後、カプセルは地球に落下し、その途中で燃え尽きる(流れ星になる)。
そのため、宇宙葬を計画しているエリジウムスペース社(アメリカ)は
「宇宙ゴミとして残るわけでもなく、環境にやさしい」
としている。
ちなみに日本国内で墓の管理費は年間1万円近くかかる。
また今回の計画は、宇宙葬とはいっても多くの人が想像するような宇宙空間に骨をばら撒くというものではなくあくまで地球の軌道上を周回するものでしかない。