水面で無呼吸になること22分30秒、世界新記録を樹立！

人間の限界などはるか後方に見える程の恐ろしい記録が飛び出した。

クロアチア人フリーダイバーの男性が、フリーダイビングの一種であるスタティック・アプネア（ＳＴＡ）で22分30秒という世界新記録を打ち出し、クロアチア国内を沸かせている。

スタティック・アプネア（ＳＴＡ）とはフリーダイビング(閉息潜水)の一種で、呼吸を止め、水面に浮き、その時間を競うものであり、一般的に連想される水中へとダイビングしていく競技とは少し性質が異なるものである。

一般的なフリーダイビングがより深い水深を目指して進み、水面への帰還を考えなければならない他、水中での気圧の変化等による弊害も考慮しなければならないのに対して、スタティック・アプネアは息を止めるだけなので潜水に伴う危険は少なくて済み、体を水にに浮かせ、息を止めている時間を競うという、ある意味で誰でもトライできるシンプルな競技である。

フリーダイビングが体力や計画性が重要視されるのに対して、スタティック・アプネアはまさに精神力が第一の競技である。

興味がある人は風呂に入った時に水面に顔を付けて息を止めてみよう。

2009年にはマジシャンのデビッド・ブレイン氏が17分間息を止めるという当時の世界記録を樹立している。