中国で奇妙な出来事が起こったようだ。
2歳児が出産したという信じがたいニュースが駆け巡り多くのメディアを騒がせ、多くの人に驚きを与えている。
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中国の病院に、少し腹の膨らんだ赤ちゃんが運ばれてきたことが事の始まりである。
原因を調べるためにレントゲン検査を行ったところ、妊娠状態に極めて近い状態だと判明した。どうやら原因は、母親の体内にいた時に、一緒にお腹の中にいた双子の未成熟な胎児を自分の体内に吸収していたのだという。
その後無事に胎児は摘出された。
この事例は、漫画ブラックジャックを読んだことのある人ならば知っているかもしれない。主要人物であるピノコ誕生の経緯がまさにこの事例と同じなのだ。
この現象は胎児内胎児と呼ばれるもので、これまで世界中でも数多くの事例が報告されているため、珍しいと言えば珍しいのだが、一般的に胎児がこのようになるのは双子の中で50万分の1とされ、目にする機会が割と多いことも事実である(左の画像は中国の11歳の少女)。
胎児内胎児は多くの場合、文字通り体内に片割れである双子の体が吸収され、埋まっているという症状だが、場合によっては片割れの一部が体外に露出していることもある。
場合によっては(多くの場合)手術によって胎児内胎児を切り離す必要や摘出する必要があるが、体内器官までもが結合している場合も多く、手術によって命の危険にさらされる可能性もある。また、手術をせずに成長を続けた場合も危険性を含んでいることから、対応は非常にシビアなものとなる。
