アメリカのオバマ大統領が禁煙に挑戦している衝撃的な理由を明かした。
自身がヘビースモーカーであったオバマは、6年前からタバコを止めていると語ったうえで、
「妻が怖いから止めたよ」
と冗談交じりで話したと話題になっている。
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これはニューヨークで開かれた国連総会に出席したオバマの声をマイクが偶然拾ったもので、
「何故タバコをやめたのか？」
という質問に対して
「もう6年ほどはたばこを吸ってない。だって妻が怖いからね」
と答えた。
オバマはこれまでに、タバコには目がない大統領と言われていた。
過去の喫煙画像も流出し、野党共和党をはじめとした喫煙を良しとしない富裕層などからの攻撃のネタにされてきた。
大統領就任1年には、ほぼ「95％」禁煙できているとしながらも、ついついタバコに手を出してしまうことがあるとして度々批判されてきた。
2010年には報道官の口から
「職務のストレスにも関わらずオバマ大統領は9か月たばこを吸っておらず、断固として禁煙の努力を続けている」
と発表された。
2011年の11月17日の世界禁煙デーでは
「たばこの害に正直になるべきだ」
というビデオメッセージを送り、パッケージに汚れた肺などの写真を表示することに反対しているたばこ会社を批判した。禁煙補助薬の力を借りて禁煙に成功したオバマは、たばこによる健康被害を消費者に伝えるために、タバコのパッケージに汚れた肺や病気になった人の写真を大きく表示するよう義務付ける制度の創設を目指していが、タバコ会社側は豊富な資金を後ろ盾にしたロビー活動を展開。タバコ会社５社は連邦地裁に提訴。
連邦地裁は制度導入を差し止める仮処分命令を出し、政府が目指す２０１２年秋の制度導入が不透明となる事態が発生した。
オバマはその時に、
「実際、禁煙は難しい。私もそれを知っている」
と現在米国に４６００万人いるとされる喫煙者に禁煙を呼び掛けた。
現在アメリカは、出口の見えない財政問題やデフォルト危機を迎えている。
そのストレスに耐え、オバマは無事に禁煙を続けることができるのだろうか。
・タバコの有害性を示すパッケージの例
