フグの毒に気を付けろ！しかし一般人には限界が。

某大手小売企業でいくつものフグが混入していた事件が起きて日本中の関心はフグに集中している。

フグ自体は日本の食文化に無くてはならないものであるが、一方で事故の無い年の方が珍しいという怖い面もある。

釣りをしていたら偶然フグを釣り上げたのでとりあえず肝臓を抜いて食べてみたところ、毒が完全に除去しきれていなかったので病院送りになり最悪の場合命を落としてしまう事例が後を絶たない。

フグを調理するには取扱免許を取得する必要があり、筆記試験と実技試験の双方にパスすれば晴れて免許取得となる。ちなみに受験資格がフグを扱う店での2年以上の業務が必要となっていることから、そもそも受験自体に高いハードルがあり、一般人とは比較にならない知識と経験が必要になるのだ。

しかし実際には飲食店での事故も多い。こらはフグの調理免許を持っていないというパターンが多い。免許を持っていない店舗が顔なじみの業者からフグを仕入れ、毒が無いと思って誤って客に提供してしまう場合や、免許が無いことを自覚しながら実際に調理してしまう場合だ。2009年には山形県で前者のような要因で中毒事件が起こり、2011年には同じように寿司店店長が自身の調理したフグの内臓を口にして死亡している。

これは客からすれば中々回避することが難しい(そもそもフグを出す店はフグの調理免許を持っていると思いがちだ)。極端な解決策は免許の有無湖確認することなのだが、それが難しい場合にはフグ料理店以外ではフグを食べないことが大切になる。もしくは最近流通している毒の無いフグを食べるようにしよう。