新しい嗜好品として登場した電子タバコ。
当初は水蒸気を吸引する体に悪くないタバコとして注目されていたのだが、この度WHOは電子タバコの有害性を指摘した。
以前アメリカでもその有害性が指摘されていたように、健康に悪くないタバコは存在しないようだ。
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多くの人が誤認している電子タバコは水蒸気を吸引する健康に害の無いタバコであるという考えに警鐘を鳴らし、同時に未成年に対する販売や公共の場(屋内)における電子タバコ喫煙に対しても規制をかけるように呼び掛けた。
WHOはモスクワで開催予定のたばこの規制に関する世界保健機関枠組条約にてこの問題を取り上げ、未成年が電子タバコを吸うことで健康に深刻な影響が出ることや(成人であっても大きな影響がある)、「水蒸気を吸引するのでこれまでのタバコのように人体に影響が無い」という宣伝広告が多く見られることがあたかも電子タバコが体に無害であるという錯覚を多くの人に与えている点を取り上げる方針であるという。
一方のタバコ会社側は「電子タバコの有害性には科学的根拠が少ない」と反論し、WHOの指摘する「電子タバコは無害だと証明されるだけの科学的根拠が少ない」という意見と対立している。
電子タバコは水でなくグリセリンを吸引するという仕組みなので、今の段階で人体にそれだけの影響を与えるかは全くの未知数だ。
現時点ではこれまでのタバコと比較して有害性が多いか少ないかを判断することは難しいが、電子タバコが体に無害ということだけなありえないようだ。