人面魚や人面犬等、まるで人の顔をしたかのような生物が世間を賑わせることがある。
そんな中に人面グモがいるのを知っているだろうか。
この人面グモはハナグモというクモの仲間で、そのあだ名の通り人間の顔に似た模様を持っている。
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植物や地面の上を這うハナグモの腹部はまるで人間の目・鼻・口が描かれたかのような見た目をし、その姿に魅了された人々によって各地でハナグモが発見されたという報告が相次いでいる。
ハナグモはその名の通り花の近くに待機しながら蜜に集まる獲物を待つという習性を持っている。多くの場合アキノキリンソウという黄色い花にくっ付いていることが多いが、花の色に合わせて白や緑に変わる(擬態ではない)特徴がある。
メスの大きさは35~50㎜程度、オスの大きさは5~10㎜程度と非常に小さい体をしていて、実際に見つけることは困難(屋外ならばなおさら)なだけでなく、仮に発見できたとしてもハナグモであると判別することも困難とである。
ちなみにこのハナグモは日本全国にも分布している。黄色い花を見かけたらそこにいるかもしれない。