肥満大国とはアメリカのことを表す。実際にアメリカは国民の肥満率が高く、それが労働力の減少等を生み出すといったことから深刻な社会問題となっている。
そんな肥満が南米地域にまで広がっているというニュースが報じられた。
ワールドカップ開催によって世界中の注目が集まっている南米。今後深刻な問題となって各国に負担を強いることになるだろう。
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1975年には14~15%であった肥満率(太り過ぎている割合)が2014年時点で男女ともに約50%(男52%・女48%)となり、とても短い期間の間にいかに肥満の人間が増加しているかがわかる。
肥満増加の原因は、貧富の格差が広がったことにより低所得者の間で炭水化物や糖分を施主する機会が増えたためと考えられている。これは南米各国の経済成長により欧米諸国のファストフード業界にとってフロンティアであった市場へと参入の機会が増え、低価格であるもののある程度の味が保障されている食事が広がったことによって低所得者層の肥満となって表れたのだろう。
野菜のように肥満を防ぐ食材の値段が高騰していることも要因である。これはファストフードが広がることによってこれまで多く消費されてきた野菜の需要が減少したことによって価格の高騰を招いているとため考えられる。
今後貧富の格差が固定化されることで肥満の人口は一定になる可能性が高く、寿命の低下や労働者不足等の多くの弊害を生み出すことになるだろう。