漢字で「預言」と書くべきか「予言」と書くべきか迷ったことがあるだろうか。
実際にこれらの言葉は無意識のうちに区別なく使用してしまうことも多く、読み手側も書き手側も知らず知らずのうちに見逃してしまう場合も多い。
しかしこれらの単語にはハッキリとしいた違いがある。
スポンサードリンク
「預言」とは預かるという文字が表わすように、神や天使からの言葉を預かることである。その超常的な存在から言葉を受け取った人間が「預言者」として表現される。つまり未来の出来事を暗示することを預言というのではなく、あくまで神の代弁者の発言を預言という。モーセやキリストが預言者の代表だろう。
「予言」とは超常的存在とは無関係で、経験則や現状から未来の出来事を予想するもので、コチラは誰にでも簡単に出来る。例えば天気予報やシンクタンクの予想は最も身近な預言といえるのだ。
ここで注意したいことは、「預言」はあくまで神からの言葉を受けることで成立するので、世界で最も有名なノストラダムスのの予言は神の啓示を受けていないことから「予言」と表現されることになる。
聖書では預言者の登場や、ヨハネの黙示録のような未来の出来事を表す記述が存在するため混同してしまいがちであるが、「預言」には神の代弁者という意味合いが無ければいけない。
つまり日常生活では「預言」という単語を使う機会はほとんど無いのだ。
どちらか迷った時にはこれらの違いを思い出そう。