Prayadubia クダクラゲ、広い海でも最長を誇る生物。
海で最も大きな生物と聞けばシロナガスクジラが最も有名であることは多くの人の知るところだ。

しかし体長という意味での世界最長の生物はシロナガスクジラではないことを知っている人はどれだけいるだろうか。

その生物の名前はクダクラゲ体長50mを超えることもある生物だ。

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クダクラゲ群生生物であり、小さなクラゲが紐状となって1つの生物を構成するという特殊な生体を持っている(単体の生物としてはシロナガスクジラに軍配が上がる)。
Prayadubia クダクラゲ、広い海でも最長を誇る生物。
体長は最大で40m~50mの長さにもなる個体が確認され、1匹のクダクラゲを構成するクラゲの中にはクラゲ型やポリープ型が混在している。それぞれのクラゲが遊泳機能や捕食機能を、さらには消化機能といった役割を分担している。
media CMARZ cruise Rosacea 57209 クダクラゲ、広い海でも最長を誇る生物。
クダクラゲが生息している海域は外洋の深海域。深海は地上でいうところの砂漠と同じような不毛の場所で(大陸棚から離れているために栄養分が少なく、深海までは太陽の光も届かないため)、餌となる生物も当然少ない。そこで群生することにより餌を捕獲する確率を増やし、栄養分をシェアすることで生存を図っているのだ。
dsc03772 クダクラゲ、広い海でも最長を誇る生物。
似た種類の生物としては、マヨイアイオイクラゲという同じように群生生物として多数の個体が1つの生物を構成しているものがいる。まるでカーテンのように広がりながら獲物を捕食することが特徴で、生物発光によって獲物を集める。

地球にはさらなる巨大生物が存在する可能性も高いのかもしれない。