インド洋には摩訶不思議な形をした植物が乱立する面白い島がある。
ソコトラ島という名前のイエメンに属するその島はまるで映画の世界が飛び出してきたかのような光景が広がっている島で、2008年に世界遺産として登録されている。
外界から隔絶されたこの島は「インド洋のガラパゴス」と呼ばれることがある。
スポンサードリンク
2300万年前にアフリカ大陸から分離したこの島の大きさは東西に約100km南北に40kmで、高低差のある地形や乾燥気候であるにもかかわらず年間に250mmの降水量もあるなど過酷な環境が広がっており、その気候に適応するために長い年月を経て独特な見た目の動植物が育まれた。
その珍しい見た目から、インド洋のガラパゴスに例えられることがある。
それだけの島であるのにガラパゴス諸島のように有名にならなかった理由は、1999年に空港が完成するまで外国人の上陸が禁止されていたためである。
島内には竜血樹(ソコトラ島の固有種)と呼ばれる巨大なキノコのような見た目の木や、木の幹が異様に巨大化した木などが並び、現在も新種の発見が相次いでいる。
日本からはドバイ経由サナア(イエメンの首都)行きの飛行機に乗り、サナアから飛行機で現地に向かうことが出来る。
機会があれば行ってみると良いだろう。