スフィンクスという名前から連想されるものはエジプトに存在するギザの3大ピラミッドに存在するあのスフィンクスで間違いないだろう。
実はネコの中にスフィンクスという種類の奇妙なネコがいることはあまり知られていない。
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エジプト原産のネコと勘違いされがちだが、原産国はカナダのオンタリオで1966年にイエネコが突然変異して生まれた「プルーン」という名の無毛のネコがスフィンクスの祖で、かつては「カナディアン・ヘアレス」と呼ばれていたこともある。
本来ならばネコが持っているヒゲが無く、全身も無毛(よくみると少しだけ産毛が生えている)、さらに見た目もシワシワで、まるで桃を触ったかのよう感触であるために見た目はあまりよろしくない。
ネコとしては毛が無いことがデメリットになってしまう場合が多く、肌が常に露出しているために日焼けなどといった太陽の影響や寒さの影響も受けやすく、また頻繁に切り傷などの怪我をしてしまう。
しかし病弱というわけではないので、しっかりした環境下(主に室内)で飼育をすればペットとしては他のネコと同様に飼いやすいのだ。
またスフィンクスはその弱さと裏腹に非常に長生きすることでも知られ、なんとギネスにも登録されている。
「グランパ」と名付けられたスフィンクスがなんと34年間も生き世界記録を樹立。
人間で換算すると150歳を超える超高齢であったようで、このネコの謎を解明する貴重な記録となった。
見た目が多少悪くても大きな取り柄があるという教訓を教えてくれる生物なのだ。
悔しいです!