月と地震に因果関係がある可能性が否定できない統計がある。
まだ詳細に科学的証明こそされていないが頭の片隅に入れていても損は無い知識だ。
スポンサードリンク
月と地震に因果関係があるのではないかとする説は非常に興味深い。
実は月が満月か新月である時期の直前後に比較的大きな地震が発生しているという統計データがある。
前提として、満月や新月はあくまで太陽の光の当たり加減であること
1854年12月24日 安政南海地震 M8.4 ・ 新月前日
1855年11月11日 江戸地震 M6.9・ 新月翌日
1905年6月2日 芸予地震 M7.2 ・ 新月前日
1946年12月21 日南海地震 M8.0・ 新月前々日
1960年5月23日 チリ津波地震 M9.5 ・ 新月前々日
1973年6月17日 根室半島沖地震 M7.4・ 満月翌日
1983年5月26日 日本海中部地震 M7.7 ・ 満月前日
1994年10月4日 北海道東方沖地震 M8.2 ・ 新月前日
1995年1月17日 兵庫県南部地震 M7.3 ・ 満月
2001年3月24日 平成13年芸予地震 M6.7・ 新月前日
2003年9月26日 十勝沖地震 M8.0・ 新月
2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震M9.0・ 新月6日後
2013年9月20日 福島県沖地震 M5.8 満月当日
ちなみに9月20日は中秋の名月にあたる。
これら統計により、月と地震の因果関係があるのではないかと考えられる。
原因として有力なものは月が生み出す潮汐力(ちょうせきりょく)だ。
潮汐力は潮汐(他の天体の潮汐力により、天体表面が上下する現象)の原因であり、
地球上では潮の満ち引きを引き起こす力だ。
その力が最大となるのが満月と新月の時なのである。
前提として、満月や新月はあくまで太陽の光の当たり加減であると述べたが、
なぜ潮汐力に満月や新月が関係しているかというと、
潮汐力は月だけではなく太陽にも密接な関係があるからだ。
満月や新月の時は、月と太陽の潮汐力の方向が一致するために、潮汐力が合わさって最大になるのに対し、半月の時は潮汐力が打ち消しあうため力が最低になる。
満月や新月の時の力が最大化し、活断層や地球内部の岩盤にも影響を与え上下伸縮を引き起こすし、特に断層の方向と地球潮汐の方向が一致し力が最大となった時に地震を誘発するものと考えられている。