人間の日常に入り込み、切っても切れない関係にあるダニ。
あらゆる場所に入り込み、人間をに咬み付くこともあれば、死骸になって飛び散ることでアレルギー症状を引き起こす場合もある。
そんなダニの中には、なんと人間の命を奪う可能性を持つ種類が存在する。
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2009年にはツツガムシが原因となって発熱や発疹を発症した男性が腎不全を起こして命を落とす事例が報告されている。
2011年には同じくツツガムシ科のダニに咬まれた男性が呼吸不全で命を落としている。
人間がツツガムシの仲間であるダニに咬まれたら、このダニが媒介するツツガムシ・リケッチアという細菌に感染する場合がある。仮に感染してしまった場合には5~14日程の潜伏期間を経てツツガムシ病という病気が発症する。
上半身のあらゆる場所に赤い発疹が出現し、重症になると出血する場合もある。早期発見や早期治療をすることで回復に向かう場合が多いが、原因究明に時間がかかってしまった場合(発病から1週間)には血管の血が固まってしまうなどといった症状が表れて命の危険にさらされることがある。
ツツガムシの仲間が生息している場所は草むらや山中で、春~初夏・秋~初冬といった季節の変わり目にかけてその数を増やしていく傾向にある。
仮に咬まれてしまった場合には速やかに医師の診察を受けるようにしたい。