渡り鳥が原因となって広がっていく鳥インフルエンザが熊本県で確認された。
農林水産省は感染拡大の防止を指示し、これまでに県内で11万2000羽以上の鳥を処分した。 鳥インフルエンザ自体はヒト(人間)に感染する可能性は少ないものの、突然変異によって感染する生物の範囲が広がる恐れも0ではないため、早急な対策を講じている。
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4月11日の段階で56000羽の鶏の内1100羽で鳥インフルエンザの感染が確認され、サンプルとした10羽の内2羽がすでに感染していたことから、国土交通省は養鶏場から半径3km以内の地域で鶏や卵の移動や出荷を禁止する措置を発表した。
これまでに11万2000羽の鶏を処分し、感染が確認された養鶏場から半径10km以内の養鶏場47件、周辺の11カ所で消毒を実施して感染拡大の阻止を図っている。 現在、日本の隣国である韓国で鳥インフルエンザが流行していることから、感染源は韓国から飛来してきた鳥であるという説が有力で、渡り鳥が日本へとやって来る時期はゴールデンウィーク後までと考えられていることから、今後感染が広がる可能性が高い。
急激な感染拡大による一時的なパニックが起きるかもしれないが、しっかりと情報収集に努めて冷静に対応するよう心掛けたい。