現在世界中で右肩上がりに広がりを見せていたビットコイン。
こと仮想通貨の流通が広まったことを危惧した各国財務省はビットコインに対して規制を図った。
このことから世界中でビットコインの価値が暴落することになっている。
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類似したものにはセカンドライフのリンデンドルやアマゾンコインなどが存在する。
名前が知れるようになったのは最近のことであるが、ビットコインの流通は2009年に遡る。
最大の特徴は各国の通貨のように中央銀行が存在しないため、すべてのデータややり取りをネット上で済ませることが出来るだけでなく、信用の少ない国の通過をビットコインに変えてそこからドルやユーロなどに交換することが出来るなどの用途、クレジットカードよりも安い手数料などこれまでの通貨にはないメリットが存在している。
2013年1月時点で1ビットコイン=1000円であったが、11月の時点で1ビットコイン=10万を超える値段が付くなど、その価値は暴騰を続けていたことから各地でビットコインに投資する人が急増していた。
しかし、上記の利便性を警戒した中国政府が中国国内でのビットコインの取引を禁止たことからビットコインの価値が半分にまで下がるという事態となった。
これだけの価値暴落の裏には、中央銀行が存在していないとはいえビットコインの価値に各国の情勢が影響すること、中国政府の政策での暴落を考えると、ビットコインの取引はバブルで行き場を失ったチャイナマネーが大量に流れ込んでいたことが考えられる。
規制の動きは中国だけでなくノルウェーなどにも広がりを見せ、今後世界的に規制の動きが広まっていくとみられる。
国の後ろ盾が無く担保も無いこれら仮想通貨、日本でも記憶に新しい円天が存在していたが、これら仮想通貨共通の共通点として初期に参入した者には大きな利益が見込めていたこと、世間に知れ渡るようになると規制の対象となる可能性が高いことから多くの人に利益は見込めない。
TV番組などで
「ビットコインは新しい通貨になる」
と発言している人もいるが、通貨とは国家の後ろ盾があって初めて信用と価値を得るものであることを決して忘れてはいけない。
何の知識も持たない人が自身の器以上のものに手を出すことは危険そのもので、今後自身の損害を被害として訴える人が増えてくると思われる。
日本でも円天事件のように世間を騒がせる日が来るかもしれない。
簡単な儲け話は世の中に無い、わかっていてもつい忘れてしまうこの言葉をしっかり心に刻むと良いだろう。