82426561 CVngWfiy 40年間燃え続ける洞窟、別名地獄の門!
世界には不幸にも人間が原因となってその姿を変えてしまった場所がいくつか存在する。

アメリカに存在するゴーストタウンとして有名なセントラリアなど、現在に至るまで問題が山積していることが多い。

そんな場所はトルクメニスタン共和国のダルヴァサという村にも存在する「地獄の門」である。

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ダルバサはカスピ海に面した東ヨーロッパのトルクメニスタン共和国の村である。

この村には40年間燃え続ける洞窟、通称「地獄の門」と呼ばれる場所が存在している。
DSC 0280 900x597 40年間燃え続ける洞窟、別名地獄の門!
1971年、この村でボーリング調査(掘削機を用いて地盤の強度などを調査するもの)が行われた際、周辺の地盤が突如崩れて巨大な洞窟が姿を現した。

調査を進めると洞窟からは高濃度のガスが噴出していることが判明し、その有毒ガスが周辺に漏れ出すことによる被害を懸念した地元政府は、何とかしてガスの流出を止める手段を考えた。

その結果、ガスを燃焼させて消滅させるという方法がとられることになり、洞窟の入り口に火が放たれたのだが、この手段がある意味で裏目に出ることとなってしまった。

ガスに引火した炎は当然燃えるのだが、洞窟の中から無尽蔵な量のガスが放出されていることが原因で炎の燃焼が止まらなくなってしまった(ガスの埋蔵量は判明していないため燃える期間が予測不能)。
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ある意味で裏目に出たという表現は、この措置によってガスが周辺に漏れ出すという事態を回避することが出来ている点に着目したからである。

1971年から現在まで約40年以上燃え続けている
Crater 40年間燃え続ける洞窟、別名地獄の門!
洞窟の入り口はその奇妙で幻想的な見た目から「地獄の門」と呼ばれ、2010年にはトルクメニスタン大統領が現地を視察。洞窟の入り口を封鎖するように指示を出したが、現在の技術ではこれほど火災を起こしている場所での作業が困難であることや、仮に洞窟を埋めた場合でも一時的な酸欠から延焼は止まるとよ予想されるがガスが周辺で噴出する可能性もあることから、対策は非常に困難であるとされている。

先述したようにガスの埋蔵量が未知数であることから今後の見通しは立っていないが、逆に考えれば今にでもガスが無くなる可能性もあるということ。
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セントラリアと違い観光地にもなっているため、この景色を見るには今かもしれない。トルクメニスタン政府が本格的な対策に乗り出せば周囲は立ち入り禁止になる可能性もある。

世界には不思議な場所があるものだ。