恐竜やその仲間が現代に生き残っているのではないか。これは未確認生物(UMA)を探求する人々が提唱する仮説であるが、世界中ではそんな仮説を否定することが出来ない事件が起きている。
その事件は謎の空飛ぶ鳥のような生物に襲われた(または目撃した)というもので、一説にはプテラノドン生存説として人々の興味関心を沸かせている。
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1932年、アメリカ人動物学者のアイバン・サンダーソンがカメルーンのアスボン山中で体長3mを超え、長い口ばしと鋭い歯を持つ怪鳥に襲われた。持っていた銃で怪鳥を追い払った彼は後に怪鳥の正体の推測として原住民がコンガマトーと呼んでいる生物であったと記録している。
1956年にはザンビアでもコンガマトーが目撃されている。
コンガマトーはアフリカで目撃されているUMAで、カメルーン・コンゴの山岳地帯で目撃され、その正体は現代まで生き延びたプテラノドンやランフォリンクスではないかと主張する者もいる。
1975年2月、テキサス州サンアントニオで車で走行中の女性3人が2羽の翼竜を目撃、同年3月、1976年1月、1977年にも翼竜らしき生物が目撃されている。
1983年9月には高速道路の上空を通過する姿が目撃されている。1986年にはアメリカとメキシコの国境付近で複数の翼竜の姿が目撃された。
現在はほぼ捏造であると考えられているが、翼竜を捕獲したとされる写真も出回っている。
これらはプテラノドンが生存するのではないかという議論を巻き起こしたが、現時点で決定的な証拠となるものは出ていない。目撃された生物の体の一部も採取されていないこと、目撃情報のみで映像が記録されていないこと、仮に生息していたとした場合には一定以上の個体数が繁殖のために必要となる点や、巨大生物であるならばなおさら目撃される機会が多いはずであるといった点から疑問視する声は多い。
またパプアニューギニアには怪鳥ローペンの目撃情報も存在し、これら空のUMAは温暖な地域に伝わっているという興味深い一面も併せ持っている。さらに北アメリカに残された壁画には翼竜の存在を思わせる痕跡も発見されている。