ふと気が付くとそこにある。
何気ない芸術であるオブジェは我々の身近に隠されていることが多く、場合によってはその存在に気が付かないまま通り過ぎてしまうことも多い。
しかしイタリアにはそんな常識を覆す巨大なオブジェがある。
全長が60mを超える巨大なウサギだ。
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町の中にあるアルテジナという集落に突然現れる巨大なウサギのオブジェはオーストリアの芸術家集団であるゼラチンという名前のグループが作成したもので、その大きさは全長61m高さ7mという常軌を逸したサイズになっている。
制作には数十人の高齢者女性達がピンクの羊毛を使って編み上げたようで、膨大な努力の成果としてあまりに巨大なウサギが完成した。
しかしその見た目は可愛らしいと表現することは難しいもので、歪に曲がった体にリアルな内臓が飛び出しているという、夢見る子供達の想像を破壊するには持って来いといった姿をしている。
その奇妙な姿が話題となったことが原因でこのウサギを一目見ようと多くの観光客が訪れるようになったため町に思わぬ恩恵をもたらしている。
訪れた際はウサギの上に寝転がってみよう。またこのオブジェは2025年まで残される予定となっている。