世界中の人々にとって刺激的な存在である海賊。
「カリブの海賊」が最も有名な海賊として知られるだけでなく、歴史の中にはとても多くの海賊達が登場している。
そんな海賊はパイレーツ(Pirates)と表現されるが、そんな言葉の語源を考えた人は少ないだろう。
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・ギリシャ語のペイラテース(πειρατης)
・フランス語のピラト(pirate)
・ラテン語のピラータ(pirata)
とされている中でもっとも古くから歴史に登場するギリシャ語のペイラテースであると考えられている。
ペイラテースは紀元前267年の碑文に見られる言葉であることから、仮に当時も海賊という言葉として使われていた場合、それだけ過去の時代に既に海賊が存在していたことになる証拠となっている。
また、あまり知られていないがカリブの海賊たちはバッカニアと呼ばれていた。
ちなみに、中国や韓国などで製造されることが多い偽物DVDやソフトなどのことを海賊版と表現するが、これは単純にパイレーツバージョン(Pirates Version)やパイレーツエディション(Pirates Edition)と表すのではなくブートレグ(Bootleg)と表記する。
今ではBootlegといえば海賊版製品を表す場合が多いが、本来の意味は密造酒である。
かつて海賊たちが密造酒をブーツに隠していたことから派生した言葉であり、本来海賊版と表現したければ先述したようなパイレーツバージョンやパイレーツエディションという表現が正しいかもしれない。
何気なく目にする言葉には実に興味深い語源が隠されている場合がある。