多くの女性が甘いものを食べるのことが大好きだ。
ケーキのバイキングは日々多くの女性客で賑わい、新作スイーツやデザートはそのほとんどが女性向けである。
一方の男性は甘いものをあまり食べない人が多い。
それらの理由にはいくつかの説が存在する。
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甘いものは、そのほとんどが高カロリーで炭水化物を多く含んでいる。
それら高カロリーな栄養素は体の中に取り込まれた場合皮下脂肪に変化するのだが、その皮下脂肪の重要性が女性と男性で全く異なるのである。
その理由は女性ホルモンの存在だ。女性は男性よりも女性ホルモンの割合が多く、女性としての体系や機能を維持するために必要不可欠な物質であると同時に、周期的に女性ホルモンを多く必要とする。
生成された女性ホルモンは皮下脂肪に蓄えられる。皮下脂肪は女性ホルモンを蓄える倉庫のような役割を果たしているのである。
つまり、皮下脂肪は女性にとって女性ホルモンと同じくらいに大切なもので、それを生成するためにカロリーを必要とすることを女性の脳は本能的に知っているのだ。
皮下脂肪を蓄えることは同時に女性らしさを保つためでもあり、女性がデザートは別腹であるのも、少しでもカロリーを摂取しようとする脳の働きによるものである。
また女性は定期的に低血糖になるため、それを補うために甘いものを好むとする説や、甘いものを食べた時に、脳に対して男性よりも強い刺激が送られるとためという説もある。
一方の男性は、甘いものに積極的でない場合が多い(もちろん好きな人もいるが)。
その理由としては、女性との食事の奪い合いを避けるために本能的な部分で甘いものを避ける傾向にあるという説や、本来の狩りをするという立場上高カロリーの摂取は不向きであるということが本能の中に存在するためではないかとされている。
これらをまとめると、女性が甘いものに目が無いのは本能であり、
カロリーを取って太りやすいのも人間としての役割を果たす為と考えられるので、決してよく誤解されがちな「自己管理」や「欲が多い」といった精神論ではないのである。