Johannes Valentinus Andreae バレンタインデーの真実。チョコを贈るのは日本だけ
日本中の人々にとって特別な日であるバレンタインデー。

交際相手にチョコを贈ろうとする人、チョコを贈ることで思いを伝えようとする人、チョコを貰えるか期待している人、チョコとは無縁な人と様々である。

バレンタインデー=チョコレートという印象を持つ人は多いが、意外なことに本来のバレンタインデーはチョコレートとは何の関係も無い。

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日本ではバレンタインデーはチョコレートの日という認識があるが、本来は西暦296年2月14日にカトリック教会の聖人セント・バレンタインが処刑された日にあたる記念日である。
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セントバレンタインは時のローマ皇帝の方針に背いてキリスト教を信仰していたために処刑されたという説や、禁止されていた結婚を推奨していたために処刑されたという説などが存在し、前者の説は彼が聖人である根拠として、後者は彼が恋人を守る守護聖人としての根拠とされている。

現在ではセントバレンタインはが歴史上実在したといえるだけの証拠が少ないことから、カトリックの正式な記念日としては除外されている(一説には民衆の信仰心を煽るための逸話とされている)。

そんなバレンタインデーであるが、セントバレンタインが恋人の守護聖人であることから恋人(または片思い中の男女)が愛を誓い合う日とされている。

本来は愛を誓い合う日、欧米では日本のようにバレンタインデーは女性→男性という構図ではなくお互いがお互いに贈物(ジャンルを問わないプレゼント)をするという習慣があるが、一方の日本では女性が男性にチョコレートを贈り愛を確認する日とされている。

つまり女性がチョコレートを贈るというのは日本独特に発展した習慣なのだ。
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その起源は諸説存在し、現在まで詳しい研究は進んでいないが、一般的には製菓メーカーの商品PRが徐々に浸透して今の形になったとされる場合が多い。

その説がバレンタインデーの根拠とされる理由がホワイトデーの存在である。

ホワイトデーはバレンタインデーのお返しとして存在するが、なんとこのホワイトデーは日本や台湾などにしか存在していない(日本の製菓メーカーが新しい市場を開拓するために宣伝をしたことが始まり)。

恋人が愛を誓う日であるバレンタインデー。

習慣や風習には金の流れが存在するというリアルな一面も持ち合わせている