2020東京オリンピック、開催が決定して日本各地がお祭りムードとなり今から2020年に心が向いている人も多い。
しかしそんなムードに水を差す出来事が各地で発生している。
それは東京オリンピックに関連した詐欺事件である。
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詐欺の内容はこれまでにも多く発生しているいわゆる投資詐欺に近いもので、主な手口として大手旅行会社を名乗った者から電話がかかってきた後に
・開会式のチケットの購入の後に転売を促す
・東京五輪関連企業に対する架空の投資話
などの話を持ち掛け、金銭を回収した後に雲隠れになってしまうというもの。
チケット1枚に10万円以上の値段をつけて被害者に購入を促し(代わりに買い取ってもらいたいという言葉を使うことが多い)、さらにそれを高く買い取るとして結果的に金銭をだまし取ったり、大手企業を名乗り架空の投資話をでっち上げて金銭をだまし取るなど、これら東京オリンピック詐欺はこれまでに多く発生している投資詐欺と同じ構造であることがわかる。
被害にあわないためには自身でしっかりと考えることが何より大切である。
世の中には簡単に儲ける方法は無いとまではいわないが、全くの他人が自分に無条件で儲け話を持ってくることはまず間違いなく有り得ない、ということをしっかり認識すること。
多くの詐欺被害者が
「まさか自分が騙されると思わなかった」
と述べているように、詐欺はある日突然やって来る。
これらを覚えているだけで被害を受ける確率は減るだろう。
悪いのは加害者で間違いないのだが、被害者側の認識の甘さや知識不足も間接的に詐欺に加担する結果になってしまっているとも考えられる。
もし疑わしいと思った場合は1度電話を切った後に警察に連絡することも大事だ。
2020年にかけてオリンピックが間近に迫るほど日本中で東京オリンピック詐欺の被害が発生すると考えられる(手段もダイレクトメールなどを使ったり、多様化が考えられる)。被害が増えていくことは避けられそうにないが、少しでも多くの人が架空の詐欺に引っかからないように普段から危機意識を持つように心がけよう。
