現代人は多くの場面で手を洗う習慣がある。外から帰った時、少し手が汚れた時などその頻度は人それぞれだ。
実は、この手を洗うという行為に思わぬ効果が隠されている可能性があると発表された。
人間は手を洗う事によってストレスの減少や楽天的な発想への好転などを無意識下に感じるのだという。
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この実験では問題を解こうとする姿勢と解いている最中の思考を分析しようと試みたものである。
その結果、どちらのグループも同じように問題をこなしたものの、手を洗ったグループはそうでないグループに対して楽観的に取り組む姿勢が見られたという。
しかし、楽観的に取り組む=成績が良いということにはならないようで、あくまで手洗いは気分を柔らかくするものであるということも判明した。つまり、楽観的=やる気が出るという意味ではないのだ。
どうやら手を洗うという行為には一種のリセット効果があるようで、汚れを取り除くだけでなく心の鬱憤も洗い流すのだという。
この結果を見た場合、多くの人が手を洗うことに意味が無いじゃないかと考えるだろう。
しかし、重要なことは手を洗うことで楽観的になれたということである。
日本人は特に楽観的になることが出来ずにストレスを溜めてしまう傾向がある。
多くの場合に悲観的だといわれるが、これが自己否定に繋がりストレスを発生させる原因となるのだ。
つまり、手を洗うことは少なからずストレスを軽減できるということになる。
ポジティブになろうと意識しても、結局方法が分からず日常の荒波に巻き込まれるうちに元と同じようにになってしまっていることも多い。
ならば、しでも楽観的になる効果を意識して手洗いをし、ストレスを軽減することもいいだろう。
楽観的になることは気持ちが楽になるだけでなく、次へのステップほ踏み出しやすくもなるのだ。
何かに躓いてしまったときは手を洗ってみてはいかがだろうか。