WHO(世界保健機関)は世界中の喫煙者の数を少しでも減らすための運動として世界禁煙デーを定めてキャンペーンを実施している。
そんなキャンペーンは毎年違ったことが実施されているのだが、2014年には世界中でタバコにかかる税金を増額することを提唱するキャンペーンが実施された。
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日本だけでなく世界的にタバコの価格は税金の増額によって幾度となく上昇し、今後もその傾向が続くと考えられている。実際にタバコ購入の際に負担する金額の内、その半分以上が税金であるという国は多い。WHOは、この税金を増額してタバコの価格を上昇させることによって、喫煙者がタバコの購入する意欲を減少させる効果があると指摘している。
現在世界各国で販売されているタバコに対して課されている税金の額を現在の額から10%増額することで購買意欲の減少効果が期待され、タバコの消費量が4~8%程抑えられるという。そうなればより多くの人が健康的な生活を送ることが出来るとされている。
いっそのこと価格を大幅に上昇すれば購入者がいなくなって問題解決なのだが、それを実施してしまうとタバコ産業に関わる多くの人間が失業することになるだけでなく、結局はタバコ税による税収減を他の部分から補うことになるだろう。
産業や雇用確保という観点から、現時点では消費者が購入を控えるほどの価格上昇は起きないだろう。