中国から信じがたいニュースが流れ込んできた。なんと8歳の少女が肺癌になってしまったという。
どうやら原因は中国で社会問題となっている大気汚染との見方が有力なようだ。
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現時点では幹線道路を走る車が吐き出している大気汚染物質が原因ではないかとされている。
大気汚染物質が肺癌を誘発するのではないかということは7月9日に岡山大学の研究グループが発表したばかりである(この時点では、大気汚染物質を肺癌の原因物質に追加するべきであると提言した段階)。その後WHOも大気汚染が肺癌を誘発すると発表している。また、主な大気汚染物質であるPM2.5の濃度が濃い地域に滞在するだけで1日に1箱分のタバコを吸ったのと同じ汚染物質を吸ったことになるというデータも存在する。
一般的に肺癌を発症する平均年齢は70歳とされているが、今回のように若い世代の人間が発症した事例は稀であるものの、なんと中国では近年肺癌の患者が急増しているだけでなく北京においては死亡原因で第1位にまでなっているという。
現在中国をはじめとした新興国中で社会問題となっている大気汚染、発展を優先するあまり人命が無視される現状はかつての先進国の姿と重なる。